翁長知事の埋立承認取り消しをめぐる違法確認訴訟について、県が敗訴という不当判決が下りた。

わずか二回の審理しか開かず、国側代理人と同じように「判決に従うか」と詰め寄る裁判の様子からも、公正な判決は当初から期待できなかった。

「自治は神話である」。1963年米軍占領下の沖縄で、当時の最高権力者キャラウェイ高等弁務官が言い放った言葉である。あれから半世紀以上たち、日本に復帰した今も、沖縄にとって「自治は神話」なのだろうか。

沖縄が歩んで来た道は苦難の歴史だったかもしれない。しかし同時に、その圧政に決して屈せずに地方自治や民主主義を勝ち取っていく不屈の歴史でもある。

どんなに日米両政府が強権的に迫ってこようと、民意を踏みにじるような圧政に沖縄県民は絶対に負けない。台風16号が近づく空に「がんばろう」の拳が何度もあがった。
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